カラファテ(夜、エル・チャルテンへ移動)
<ロス・グレシアス(氷河)国立公園 -- ペリト・モレノ氷河>
朝からペリト・モレノ氷河ツアーに出発する。 氷河はカラファテからはかなり遠く、途中パタゴニアの野生動物や景観を楽しみながら大きく迂回して氷河に接近する。カラファテ──町と同じ名前の花、水鳥cauquen、aguila、カランチョもしくはカラカラ。こいつはしようのない男の代名詞とされている。メスからメスへとうろついて生きるようだ。ダチョウChoique、冬場にはヒョウを見かける事も有るという。 氷河は、二つの湖の間を繋ぐ谷が狭まった位置に押し出している。上流から岸沿いの道を右回りに進んでいくとやがて対岸遠方に氷河が見えてくる。氷河末端は流石に凄い。上流からこれ程の氷塊が押し寄せて来ているのだと思って見ると迫力が違う。スイスでも上からは見ているはずだが、こういう見方は初めてだ。 幸運なことに展望テラスから真正面の氷河末端崩落をムービーで撮ることができた。 画像では大きさが良く分らないが、この氷河端の高さは20〜30メートルある。このページ下部の三段になった写真の左上のをクリックしてクルーザーと較べると大きさが類推できる。このクルーザーは船内に横十数列・縦七列程度の座席がある大きな船だ。喫水から最上部まで8m程度ある。 音声を出して、観光客の歓声を聞いてください。
実は、上の動画はこの日の小さい方の崩落で、この後クルーザーで接近した時にさらに大きな崩落があった。一回目は撮影してたために余り良く見れなかったので、二回目は撮影せずにじっくり見た。 一日に二回も見ただけに毎日起きているのだとばかり思っていたが、その後、この日は大きな崩落のあった日として後々まで話題になっていたのを知った。そんな事とは露知らず、ほんの一週間前に氷河橋が崩れ落ちたばかりと聞いて悔しがっていた。 ペリト・モレノ氷河は湖に押し出していて、最盛期には対岸まで達して湖水を堰き止めてしまう。堰き止められた水は圧力が高まりやがて氷河の下にトンネルを穿(うが)ち、トンネルが拡大して橋となり、ある日これが崩れ落ちる。崩れ落ちた後は、少し離れて氷塊があるようにしか見えない。これが下の中段左の写真で、この写真の左側部分の小さな氷塊(といっても高さ20mはある)が、対岸に乗り上げていた部分だ。これを左上方から撮ったのが真ん中の写真。『地球の歩き方』では、最近は氷河が湖を封じないように書いていたけどまだまだモレノは後退していない。
<カラファテ → エル・チャルテン>
氷河観光を終わってカラファテに戻ると急いでバス・ターミナルに向かいエル・チャルテン行バスに乗る。 また一人になった。……と言っても連れが居た訳ではない。ウシュアイアで毎日同じ時間に朝食作ってて顔を合わせた豪人のオジサンとカラファテ行のエアが一緒だったので、ウシュアイアのホステルからカラファテまで一緒に移動した。すると、空港でずっとこっちを見ているキャリオカの娘が機内でオジサンに話しかけ、同じホステルに居たと言う。カラファテで俺はこの娘と同じホステルに泊まり、オジサンは少し遠くの安いホステルに行った。 サンパウロから来ているこの娘は今日のモレノ氷河ツアーも一緒で、他に香港から女性二人と、同じく香港からの新婚夫婦(多分)と現地老婦人の七人がガイド女性一名と共に一日過ごした。ホステルに泊まってメジャーな観光ツアーに参加してるとこんな風に同行者が多くて結構お喋りしているので、一人旅の印象が薄い。 このキャリオカの娘、カーリーヘアーを長く垂らして元気良くていかにもって感じなんだけど、氷河周辺のトレッキングで湖の岸に降りた時に上に着ていたフリースを脱いで薄いTシャツ姿になったら、プロポーションが抜群だった。日本で言うとグラビア・アイドル並。でも、キャリオカだと普通なんだろうな。一度リオとかサンパウロに行って見なくては。--この娘、腰まで垂らしたカーリーヘアがいつもシャンプーの香りに満ちてた。(手入れ大変そう)