| ペルーの治安について |
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数年前まで国内情勢が極度に悪かった国だけに、街は警官と警備員で埋まっている感がある。 彼らは拳銃はもちろん、マシンガンやライオットガンを肩から吊し、軍関係施設の前に到っては弾痕の生々しい装甲車が並ぶ。 すべての銀行,高級レストラン,高級ホテル,公共施設の前には彼らが数名ずつ並び、入り口のすぐ内側にも数名が訪問者に眼を光らしている。 一見厳めしい雰囲気だが、どの街角にも彼らが多数いて監視してくれており、そのおかげでガイドブックの警告するようなひったくりやスリに対する恐怖はない。 事実、ペルーの人々の中には、平然と高価な装身具を身につけ、ウォークマンを聴きながら歩いている人もいる。 治安の良い住宅街など、真夜中でも女の子達だけで散歩している。 警官も、よく見れば親しげな人々で、仲間同志でマシンガンを見せ合ったりしてるし、有り難い事に道を尋ねたり店を尋ねたりすると全然嫌がらずに教えてくれる。 ……とは言え、ひったくりやスリは繁華街では未だに発生している。 でも、日本だってほんの二、三十年前まで、繁華街に彼らはいた。 子供の頃、街に出る時には親から注意されたものだ。 要するに被害に合うのは、本人の不注意が大きい。 地元の人間より旅行者の方が狙いやすいのは当然だし、そのうえに注意散漫なら、まさにネギ背負ったカモだ。 |